「日経ビジネスの『奥深き動物言語の世界 鳥語で「蛇だ」何と言う?』に『スズメ程度の大きさで街中でもよく見かけるシジュウカラ。詳細は後述するが、「ジャージャー」と聞こえるこの鳴き声、専門家によると蛇がいることを仲間に伝える言葉なのだという』という記載があります。」

「本当ですか」と町会長。

「『奥深き動物言語の世界 鳥語で「蛇だ」何と言う?』には、『「人間が動物の言葉を理解するのは簡単にはいかない。けれども動物たちが音声と言う手段を通じ、従来の研究者が考えてきたよりもはるかに高度な意思疎通を図っていることは間違いない」

 こう話すのは、日本で動物言語の研究を続ける京都大学白眉センターの鈴木俊貴助教(動物行動学)。冒頭の“シジュウカラ語”の分析も、鈴木氏によるものだ・・・鈴木氏は「シジュウカラは200種類ほどの鳴き声を使い分けて、仲間とコミュニケーションをとっている」と話す。冒頭の「ジャージャー(蛇がいる時に出す特別な声)」も、その1つだ。

 鈴木氏の研究によれば、実際に「ジャージャー」という鳴き声を録音しスピーカーから流してみると、それを聞いたシジュウカラは、地面に蛇がはっていないか探すような素振りを見せる。またそのうえで、細長い棒など蛇に似たものを示してみると、シジュウカラが確認しに近づいてくることも分かった。他の音声ではこうはならない』という記載もあります。」

「それでは、イノシシが音声と言う手段を通じ、従来の研究者が考えてきたよりもはるかに高度な意思疎通を図っている可能性はあるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「『奥深き動物言語の世界 鳥語で「蛇だ」何と言う?』には、『 北米大陸最大のアリゾナ・ソノラ砂漠に生息するげっ歯類、プレーリードッグの言語を1980年代から研究してきた、米国の北アリゾナ大学のコン・スロボチコフ名誉教授もその1人だ・・・同教授は、ガニソン・プレーリードッグという種類が際立って複雑な“言語体系”を持つことを発見。「コヨーテや人間など天敵の接近を音声で仲間に警告する」「その際、名前を呼び合う」「色や形を表現することもできる」といった研究成果を発表し、2000年代までにプレーリードッグの20以上の“言葉”を特定したとされる』という記載もあります。」

「そう言われてみれば、LEDライトと砂利で裏庭に侵入できなかった父イノシシと上の2匹のうり坊が後ろ向きで侵入したのですから、後ろ向きで侵入するのに成功した1番下のうり坊が、そのやり方を教えたということですよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。かなり複雑なことを父イノシシと上の2匹のうり坊にさせているので、高度な会話能力があると推定されます。」

「しかし、1番下のうり坊は1歳くらいで、上のうり坊は2歳くらいではないのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕も、3匹のうり坊はそのくらいの年だったと推定しています。」

「その年で、そんな複雑な会話ができるのでしょうか」と町会長。

「人間の赤ちゃんだったら不可能でしょうが、父イノシシと上の2匹のうり坊が後ろ向きで侵入したことは事実ですから、そこからうり坊の会話能力がどういうものかを推定するしかないと思います。」

「そういえば、LEDライトが光る原因だと推定して、ソーラーパネルを攻撃したということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ソーラーパネルを攻撃したのがうり坊だったのか、父イノシシだったのかは分かりませんが、イノシシにLEDライトが光る原因がソーラーパネルだと推測できる知力や1歳のうり坊が後ろ向きで進めば、LEDライトは何でもないと気がつく知力があることは確かです。」

「なぜ、イノシシにそんなに高い知力があるのでしょうか」と町会長。

2021/11/16

<水道後記64>
筆者がポリエチレン管にステンレスパイプを差し込んだのは、『SKX伸縮可とう離脱防止継手』の可とう性とポリエチレン管の可とう性を制限して、大地震の時にポリエチレン管がすっぽ抜けないようにするためだ。

実験からパッキン状のゴムで押さえられるポリエチレン管の中にステンレスパイプを挿入して、ポリエチレン管の可とう性を制限すると、効果は明確で、離脱防止金具を締めなくてもパイプエンドはすっぽ抜けなくなった。

ポリエチレン管をパッキン状のゴムより1cmほど奥に入れたのも、パッキン状のゴムが持つ可とう性を制限しようとする試みだ。効果はあると思ってやっているが、どの程度の効果があるのかは分かっていない。<続く>

2024/10/31